すららアクティブ・ラーニング OBOGインタビュー③

第1回から4回連続出場、初代最優秀賞受賞チームのリーダー
「すららアクティブ・ラーニング」の経験がその後の自分の道しるべに
― 大貫レオさん(大3/栃木県出身)

 

 

栃木出身で大学進学のため上京し、現在大学3年生の大貫レオさんは、「第1回 すららアクティブ・ラーニング」(※)に小学6年生の時に初めて参加し、最優秀賞を受賞したチームのリーダーを務めていました。初参加の当時、大貫さんは小学6年生。それ以降中学3年生まで4回連続で参加、参加した全てで最終プレゼン大会に進出し、最優秀賞を3回獲得するという成績を収めています。
大貫さんにとって思い出深い「すららアクティブ・ラーニング」について、すららネット社まで足を運んで、当時の思い出や現在の自分への影響などを話してくれました。

 

 

すららネット社でインタビューに答えてくれました

初めて参加した時のこと

「答えのない課題に取り組む」という初めてのことに不安と困惑
初めて「すららアクティブ・ラーニング」に参加したのは小学6年生の時でした。塾の先生から「こんなイベントあるけど参加してみない?」と勧められたのがきっかけでした。それまでは答えのない課題に取り組む機会なんてなかったので、どう取り組むんだろう、何をやるんだろうと不安でした。
第1回のテーマは「宿題は廃止すべきか?」という、身近なテーマでした。1回目の時は、現在のイベントのプログラムと異なり、レポート提出から選ばれたチームが最終プレゼン大会に出場できる内容でした。
初めてのことでどこから手を付けていいのか全く分からなくて、困惑していたのを覚えています。でも先生が「最初から結論を出すのではなく、1回調べてからやってみよう」とアドバイスしてくれて、アンケートを取ることから始めました。進めていくうちに、「こういう方がいいんじゃない?」などメンバーたちと議論できるようになりました。最初から筋道を立てたわけでもなく、やりながらまとめにたどり着いた感じでした。そして最終的に、「宿題は廃止すべきではないが、無理やりやらされるものではなく、自発的に取り組めるものにしよう」という結論にたどり着きました。
レポート審査を通過し、プレゼン大会には全国各地から小中高校生が参加していました。全国レベルのコンテストに出場できたこと、さらに最優秀賞を受賞できたことはどちらも自分にとって初めての経験だったので、とても印象に残っています。

 
 
小6の時第1回で最優秀賞を受賞!

「すららアクティブ・ラーニング」の経験が今の自分に確実につながっている

目立ちたがり屋の自分に、統率力とリーダーシップが身についた
初参加以降も中学3年生までの4年間、「すららアクティブ・ラーニング」に参加し続けました。中学生の時からソフトテニスを始め、現在は大学の体育会でソフトテニス部の副主将としてチームをまとめています。また、塾講師のアルバイトではチーフ講師という立場で、社員とアルバイトメンバーの橋渡し役を務めたり、大学での学びを活かしてシステム管理を任されたりするなど、運営の上流にまで携わらせてもらっています。
小学生の時はただの目立ちたがり屋だった自分が、「すららアクティブ・ラーニング」のグループワークを通じて、組織をまとめて引っ張る統率力とリーダーシップが培われてきたのではないかと思います。積極的に意見を言ったり、具体的な指示を出したり、議論が外れた時に軌道修正したりすることができていると自分で感じています。また、パワーポイントを使ったプレゼン資料作りも小学生の時からやっていたので、資料の作成スキルという点でも高校・大学で周りから評価され自信につながっています。


中2で参加した第3回では優秀賞に終わり、涙を流した

リーダーとして大事にしていることはこれまでの経験が根底に
現在部活でもアルバイトでもそうですが、仲間と何かに取り組む時、仲間たちにはやらされ感なく、やりたい!という能動的な気持ちで取り組んでほしいと常に思っています。そして、1人1人の意見を組織としての意思決定に反映させたい。だから本気で語り合える関係性を作るのがとても大事だと考えています。そのためには、モチベーションが上がるようなコミュニケーションをリーダーとして意識しています。これはまさに、「すららアクティブ・ラーニング」の経験から、1人1人の意見を尊重する意識が身に付いたのだと感じます。
初めて参加した時のテーマに対して、僕たちは「宿題はあっても良いけど自発的にできるようにしたい」と結論付けました。どうしてもやらされていると感じている宿題を、どうしたら自発的にできるようになるかを考えた経験が、無意識のうちに自分にインパクトを与えていて、脈々と今につながっているのだと確かに思います。
関東4部リーグの団体戦で優勝!(大学2年)
「課題解決」への魅力と思いが進路選択の道しるべ
現在私は、理系の大学の経営学部のデータ分析専攻学科に通っています。高校生の時は理系でした。大学受験の結果が出そろった時、本当に自分のやりたいことって何だろうと自分のやりたいことを見つめ直しました。今までやってきた経験から、課題を見つけて多角的に分析して、こういうことをやっていこうとか、こんなことを実現していきたいとか、課題解決していくことに魅力を感じる自分に気が付きました。そのためデータ分析や、統計を学ぶ学部学科に進路決定しました。改めて今振り返ってみると、「すららアクティブ・ラーニング」の経験が、僕の進路選択の際の道しるべとなっているのかもしれません。
将来の進路については、IT系かコンサルタント系を考えています。最近インターンの面接で「すららアクティブ・ラーニング」のエピソードを話すことがあります。自分がどう成長してきたか、その背景にある経験を話すと、多くの人が興味を持ってくれるんです。それは本当に自信になります。
これからより具体的に進路を選択していくうえで、自分の強みを理解し、多角的な視点から考えることは、絶対必要だと思っています。「すららアクティブ・ラーニング」での経験が、進路選択という私自身の課題解決にも活かされていくのだと思います。
 

大貫さんはまさに今も進路選択の真っ最中

「すららアクティブ・ラーニング」について、みんなに伝えたいこと

一瞬でも興味を持ったらやってみる!自分に必要なことかを知ることも一つの経験
「すららアクティブ・ラーニング」は、答えのない課題に取り組む全国規模の機会です。アンケート調査やインタビューを通じて、自分たちで現状と実現したいことのギャップを分析し、自分たちの答えを見つけ出すプロセスや経験は、将来にわたって役立ちます。実際に僕は今まで、さまざまな場面でその経験が役立っています。
もし一瞬でもイベントに興味を持ったなら、一度やってみることが大切です。やらないで後悔するより、やって後悔する方がいいと思います。やってみて自分に必要かどうかを考えてみればいい。そしてやっぱり違ったと思うのも自分のことを知る機会だし、それも立派な一つの経験になります。

すららネットの全社員を前に堂々と体験を語ってくれました