学校チーム②

マーケティンググループ 学校チーム

チーフ S
.Tさん(2021年中途入社)
    H.Hさん(2023年中途入社)

 

0から1を立ち上げる余地と、後押しする風土がある会社

S.T
新卒で旅行会社に入り、学校向けに修学旅行パッケージを提案するなどの営業に4年半ほど従事したのち、広告代理店を経て、大学などの同窓会のプランニングや同窓会組織のプロデュース会社で3年ほど勤め、その後にすららネットに入社しました。自分は0から1を立ち上げることが好きなのですが、すららネットの面接で当時の会社状況を率直に教えてもらい、面接官が「これから取り組んでいきたい」と話すことと自分の提供できる経験がマッチすると感じたので、貢献できることがあるのではないかと考えて入社を決めました。教育業界に絞らず転職活動をしていたのですが、決め手は0から1を立ち上げる余地がまだまだあり、やりがいが感じられそうということでしたね。

実は学生時代に社会科の教員を目指していた時期があります。だからというつもりはないのですが、気付けばキャリアの大半で「学校」という場に関わる仕事をしてきたなあと思います。

入社当時、やはりまだ仕組みが整っていないものが多いなと感じました。面接で聞いていた通りだったのでギャップではなかったですが(笑)。コロナ禍での事業急拡大期の直後に入社したので、整理する間もなかったのだろうと思い、自分がすぐに貢献できることは「整理」だと思いました。入社してすぐに数字で貢献することはできないからこそ、それ以外の部分で貢献しようと考え、散らばったノウハウや資料の整理から始めました。 0から1の立ち上げが好き、という自分の色も少しずつ出せているかなと思います。すららネットには新しいチャレンジを阻む人がおらず、どんどんやれと後押ししてくれる風土があるのがいいですね。

教員経験から「個別最適な学び」の意味

H.H

私は新卒から公立中学校の理科教員として、2校であわせて5年間勤めました。教員生活の中で、どうしても対集団の指導だと中間に合わせるしかなく、授業についてこられない子や、逆に学力が高い子に対して、その子に合った指導をして伸ばしてあげることができないというモヤモヤがありました。

そこからEdtechで個別最適な学習を実現したいと民間企業に移り、2社経験したのちすららネットに入社しました。前職では新規営業(セールス)の比率が高い仕事をしていたのですが、ICT教育サービスは導入後にいかに現場に定着させるかが重要だと考えているので、もっと導入後のカスタマーサクセスに力を入れたいと感じていました。そんなときすららネットのカスタマーサクセス職種の募集に出会い、ぜひチャレンジしたいと思いました。

すららネットは「教育に変革を、子どもたちに生きる力を。」という理念が唯一無二で、私はこの「変革」というキーワードに惹かれました。また面接の中で「売った後が大事」という自分と面接官の想いが一致したのは印象的でしたね。

 

現場の先生方にファンを増やし、長期にわたる営業活動を決めきる

S.T
所属するセールスチームは、私立学校法人と公立高校を対象に営業活動を行うチームです。各自が担当エリア内の学校と商談を重ね、クロージングをして「すらら」を導入してもらうことを目指します。役職者の先生と1対1で商談することもあれば、現場の先生方が20人ほど集まった前でプレゼンテーションを行うこともあります。平均して同じ学校と4回ほどは相手を変えて商談しますね。早ければ数か月で導入が決まることもありますがそれは稀なことで、多くは次年度、もしくはさらにその次の年度での導入を目指し、1~2年かけて商談をしていきます。

学校法人に営業をするのが難しい理由として、契約までの期間が長いこと、そして関与者が多いことが挙げられます。導入決定のキーマンは管理職の先生ですが、最近では現場の先生方の意見が意思決定に大きな影響を与えるケースが増えているので、まず現場にいかに多くのファンを作るかが大切だと思っています。

見込み客を作るには地道な架電活動や、教育サービスを扱う展示会への出展などを行いますが、それに加えて私が注力しているのが、前職の経験を活かしたWebマーケティングです。面接の際にこれから取り組みたい領域だと聞き、自分が貢献できそうだと思ったことの一つがこれでした。テコ入れをして2年ほどで、学校向けホームページのアクセス数は月2.5倍ほどに増えました。Webマーケティングはすぐに効果が表れるわけではないので、そのことを理解してもらいながら辛抱強くやるというのは大変なのですが、「ファンを増やす」活動としてとても重要だと思っているので、しっかり取り組みたいですね。


学校の目指す姿の実現を支え、活用の拡大と深化を目指す

H.H

契約締結までがセールスチームの主な活動領域で、その後はカスタマーサクセスチームがバトンを受け取ります。実際に校内での活用を軌道に乗せ、より広く深く使ってもらえることを目指すのがカスタマーサクセスチームの活動です。

まずセールスチームから引き継ぎを受けたら、自分でも改めてその学校が「すらら」を通じてどんなことを実現したいのかヒアリングし、実際の運用プランを管理職の先生や、現場の先生と一緒に練り上げていきます。最近はトップダウンで導入されるケースは減りましたが、それでも導入決定時の目的と、現場の先生方の考えにギャップがあることはよくあります。そんなときは入口としては狭くてもとにかく使ってもらうことを提案し、同時に目標設定もして、成果が出ていることを示しながら徐々に活用範囲の拡大を目指していくことになります。

学校の1年間のサイクルに応じて、カスタマーサクセスチームの活動が活発になる時期もなんとなく決まっています。4月や5月は導入初年度の学校のオンボーディング期にあたり、先生方と活用方法を練る「活用討議」や、操作方法などの教員研修、そして生徒のID発行などが集中する時期です。また学期の終わりごとに学校と振り返りを行うことが多いので、7月8月・12月・2月3月はそれぞれ振り返りの打ち合わせが多くなります。児童・生徒の学習データや先生方の課題配信の状況などを分析し、その学校が「すらら」を通じて何を実現したかったのか、活用目的に応じてその成果を示したうえで、運用方法の改善点を提案します。

自分が学校に対して提案した活用方法によって学校の目的が達成され、学校の目指す姿が実現していくのは大きなやりがいです。自分も教員として働いた経験があるのでよくわかりますが、先生方には職人気質の方も多いです。中にはICT教材を導入することに対して後ろ向きな反応を示す先生もいらっしゃいますが、コミュニケーションを重ねて自分や「すらら」を受け入れてもらえたときは嬉しいですね!


様々な学力層の子ども達が入り混じる学校現場に「すらら」が提供できる価値

S.T

入社の決め手は自分のやりがいや仕事内容の部分が大きかったのですが、今ではすららネットの理念にも深く共感しています。私は教育現場に立った経験がなく、学生時代もそれなりに学校の勉強にはついていけるタイプだったので「勉強が本当に苦手な子・嫌いな子」の状況に想像が及んでいませんでした。入社して学校の先生と数多く話す中で、「そもそも椅子に座れない」など自分が想像していなかった状況があることを知りました。同時に「すらら」でそんな子どもたちが変わっていくさまにも触れ、すららネットが大切にしている「学力を底上げし、自己肯定感や自己効力感を高める」活動には、とても大きな意義があると感じるようになりました。

H.H

教員生活の中で、対集団の授業においては中間層に合わせざるを得ないモヤモヤを抱えていたという話をしましたが、「すらら」はその解決策になるなと感じています。集団の中の多くの児童・生徒にはICTで個別最適な学びを提供しつつ、一握りの非常に学力が高い子、逆に勉強に対して特別な支援が必要な子など、先生が手をかける必要がある子に手をかけられるようにするのが理想だと思っています。



人を動かし、変える仕事に求められる芯の強さと行動力

H.H

学校チームは皆でワイワイガヤガヤして、心理的安全性の高いチームだと思います。人(特に学校の先生)を動かして、変えていく仕事なので、一人ひとりに芯の強さは求められると思います。

S.T

特に中途で入社される方には「自らの経験を一日でも早く還元して、何かしら貢献したい」という意欲を求めたいですね。入社してすぐに数字が作れないことは当たり前ですが、それ以外に貢献できることはたくさんあるはずです。「しばらくは学ぶことに集中します、教えてください」というスタンスではなくて、何か自分の経験を活かそうという意思と行動力がある人に、ぜひ仲間に加わってほしいです。「まずは一人前になってから言うことを言え」なんていう人は、すららネットにはいないので!