マーケティンググループ マーケテイング企画室
チーフ A.Kさん(2020年新卒入社)
ウガンダでの指導経験からEdtechの可能性を確信
「子どもたちの人生の選択肢を増やしたい」という想いで大学時代は小学校の教員養成課程で学び、その後青年海外協力隊の隊員としてウガンダに派遣され、現地で小学校の教員として活動しました。任期を終えて帰国し、その後のキャリアを考えたときに、教員という仕事には大きなやりがいを感じていたものの、協力隊時代の経験から「与えられるインパクトの大きさ」が引っかかっていました。
そこで就職先として真っ先に思い浮かべたのは国際協力系のNPOだったのですが、財源の出どころやあくまでも案件ベースの活動など、制約が多くあります。悩んだ結果、初めは考えもしなかったけれど、「営利企業」への就職が視野に入ってきました。
教育事業に取り組む企業を調べる中で「すららネット」を知り企業理念に強く惹かれたものの、企業での就労経験を持たない自分がキャリア採用を目指しても、入社は難しいだろうと思っていました。
そんなとき、新卒採用も実施していることを知って、「新卒採用なら入社できるかもしれない」と、ほぼ飛び込みのような形で、採用説明会に参加しました。
協力隊時代の経験もあって、「教員の質のばらつきと、それによる子どもたちの機会損失」には課題意識がありました。
すららネットの採用説明会で、「ICT教材であれば、人に左右されず、質の高い教育を均一に、広く届けることができる」と確信し、ワクワクしたことを今でも覚えています。
様々な悩みを抱えたご家庭に伴走し、前に進むサポートをする仕事
今やっている仕事は実に多岐にわたります。なかなか一言で説明するのが難しい職種です(笑)
入社してからまずは通信教材として「すらら」を受講するか検討されている保護者様の相談窓口として、LINEやメールに寄せられる相談に対応したり、受講いただいているご家庭に向けたサポートやキャンペーンの運営を担当していました。
「すらら」を検討・受講される方の多くは不登校・発達障がいや学習障がいなど、お子様との関わり全般について非常に悩まれている方々です。
最終的に「すらら」にできることは学習を中心とする支援ですが、学習以外のお悩みにも深く耳を傾け、「すらら」での対応が難しい部分は率直にお伝えしつつも、少しでも保護者様とお子様が前に進めるように、アドバイスをさせていただいています。
その他にも、より家庭での学習をスムーズに取り組めるようになるサポートの一貫として、KABC-Ⅱという知能検査サービスを実施しているので、受検を希望される保護者様の対応や検査、結果レポートの執筆や保護者様への結果説明面談を一通り担当しています。
2年目からはアライアンス事業も担当したり、今年に入ってからは、ユニークなサービスとして、行動療法を用いた保護者様向けのトレーニングプログラムである「ほめビリティ講座」の企画運営もしています。
今年一年でトライアル実施を重ね、サービス内容の改善を図ってきたので、ここからはより多くの方にご利用いただけるよう仕組み作りに注力しています。
入社して丸3年ほど、次々に生まれる新しい仕事を無我夢中でこなしてきたのですが、ようやく最近、やってきたことが線で繋がってきた実感があります。
今は自分がやってきたことを「仕組み」にして、より広く社会に影響を与えられるように、進化させていくことにやりがいを感じています。
成績向上よりも本質的に、子どもの人生を変える
お子様の凸凹のある特性でお悩みで、「すらら」に加えて、KABC-Ⅱとほめビリティという、すららネットが提供している家庭学習支援サービスをすべて利用してくださったご家庭がありました。
そのお子様は、もともと漢字の学習が大嫌いで、50問テストで4問しか得点できないとお悩みをお伺いしていたのですが、ほめビリティで親子関係の改善を図り、KABC-Ⅱの結果に沿った学習方法をアドバイスし、実践いただいたところコンスタントに70〜80点取れるようになったんです!
成績を上げられたというのももちろんとても嬉しいのですが、それ以上に保護者様から「本人の笑顔が増えた」というお声をいただき、もっと本質的な自己肯定感の部分にアプローチできたことが大きなやりがいになりました。
こうした体験は、お子様の将来の選択肢を広げることにきっと繋がるはずです。
様々なお悩みを抱えた保護者様からの相談メールやLINEに対応するとき、文面に表れていない背景の部分や、本音の部分に思いを馳せることを大切にしています。
このように気持ちの部分を尊重しつつも、一方ではお悩みを前向きに解決できるように、提案やアドバイスをしていかなければなりません。
「カウンセリング」の視点と、「コーチング」の視点の両面が求められる仕事だなと感じています。
「子どものため」「お客様のため」の軸をぶらさず、本気で議論できる社風
私はすららネットには「子どものため、お客様のためになること」というゴールをメンバー同士で共有しながら、そのために何をすべきか、年齢や役職関係なく、フラットに話し合える社風があると感じています。
あと、すららネットではプロジェクトを進めるときに、きちんとプロセスを設計して、段取りを重視して進めることが良しとされるのですが、それも私には合っていて、居心地の良さを感じます。
入社2年目のときには、すららネットが年一回開催している大型イベント「すららカップ」の運営責任者に立候補し、務めました。
普段は「学校チーム」「学習塾チーム」などと分かれて活動しているマーケティンググループですが、このイベントはチーム関係なく合同で進めていく一大プロジェクトです。
「すららカップ」は成績ではなく「どれだけ『すらら』で学習したか」という努力の量で競うイベントなのですが、そのコンセプトに個人的にも強く共感していて、「絶対成功させたい!」と思いました。
内定者時代から「仕事の進め方」「段取りの組み方」を教わってきたからこそ、入社2年目にして一つ大きな仕事をやり遂げられたのだと思いますし、そのことは今でも自信になっています。
今携わっている仕事は、どれも学習に悩みを抱えるご家庭や、学習につまずきをかかえたお子様にとってとても意義のあるサービスだと思っています。
でも、まだ体制の課題などから、必要としている方々にサービスを届け切れていないのも事実。
これからはもっと「仕組みづくり」を進めて、必要としているすべての方々に良質なサービスをお届けできるようにするのが目標です。