塾チーム②

マーケティンググループ 塾チーム

S.Yさん(2023年新卒入社)
N
.Kさん(2024年新卒入社)

 

温めてきた教育への思いと新分野への挑戦が入社への決め手に

S.Y
私は高校生の頃から「教師」ではない形で教育に携わりたいという希望を持っていました。マララ・ユスフザイ氏がノーベル和賞を受賞するなど、国際平和に「教育」が果たす役割の大きさを感じるニュースが多く、大きな影響を受けたからです。そこで大学では教育学部ではないものの、教育を学ぶことのできる学部に進み、教育社会学や日本語教育学を学びました。

すららネットのことを知ったのは、学生時代に「すらら」導入先のNPO法人でボランティアをしていたことがきっかけです。その後就職活動を意識するようになって、早々に気になる企業の一つになりました。大学3年生の5月にはすららネットの採用イベントに参加しました。最終的に就職活動が進むにつれ、すららネットともう一社で悩みました。単純に言えば、「現場に出るか、もう少し周辺から教育に関わるか」という違いでしたが、後者を選びすららネットに入社しました。決め手はすららネットの理念への共感、事業内容の興味に加え、ちょうど会社として日本語教育の分野に打って出るタイミングであり、大学で学んできて思い入れがあった日本語教育に携われる可能性があることでした。


大きな衝撃を受けた「教育格差」の問題に取り組む道を選んだ

N.K

私も教育に関心をもったきっかけはなんとなく似ています。高校生の頃に「社会に大きな影響を与えられる『教育』を仕事にしてみたい、でも『教師』になりたいわけではない」と感じていたとき「教育社会学」という学問に出会い、自分が学びたいのはこれだ!と大学の教育学部に進学しました。 教育社会学を学ぶうち、大きな衝撃を受けたのが「教育格差」の問題でした。私はそれまで、努力は報われるもので、勉強ができないことは本人の努力の問題だと思っていましたが、努力だけでは乗り越えられない「環境の差」があることを知り愕然としました。もっと知りたいとNPO法人などでボランティアをし、自分で自分の可能性を否定してしまう子ども、まだ小学校低学年なのに勉強に拒否感を示す子どもを目の当たりにしました。こういった経験から、教育格差の問題に対して自分が何かしたいという思いが強くなりました。

とはいえ就職活動となると、なかなか営利企業に入って教育格差の問題に関わる機会を見出すことは難しく、とりあえず大手企業に入った方がいいのではないかなど、自分が本当にやりたいことを実現する方法が分からずに迷走していました。 そんな折、すららネットの追加募集の告知がLINEに届きました。実は一回目の募集時には、企業規模などからエントリーに踏み出せなかったのですが、このときはもう「目指したい社会の姿が近い会社だ、ここしかない」と思えたのでエントリーをしました。理念に教育格差の問題に取り組むことを掲げていることに共感したのはもちろん、選考の過程で「ここに入ると一番成長できそう」と思えたことも、入社の決め手となりました。

 

新市場開拓に自ら手を挙げ、新卒2年目とは思えない仕事の幅に

S.Y
新卒1年目の途中までは、新たに塾を開業される方向けの研修・支援や集客のためのセミナー講師などを担当していたのですが、秋ごろに「別の分野に挑戦してみない?」と先輩から声を掛けてもらい、複数校舎を展開している中・大手の塾チェーン向け営業・フォローチームに加わりました。チームといっても、大ベテランの先輩2人の中に自分が入っていった格好で、今はいろいろなお客様向けの営業・フォローに同席させていただくなどして勉強を重ねています。先輩からは近いうちにお客様を任せたいとも言われていて、自分ひとりでも同じことができるようになることが目標です。
また、入社の決め手にもなった「日本語教育」については、チーム内で日本語教育コンテンツ(すらら🌸にほんご)の販売を本格的に行っていこうという話が出たときに、自分から「やらせてください」と手を挙げました。「すらら🌸にほんご」は2023年にリリースしたばかりで、これまでの学習塾市場とは全く異なる市場を開拓しなくてはなりません。地道な架電に加えてダイレクトメールの制作、セミナーの開発、そして前例のない商談と、常に成功パターンがない中で手探りでの販売・フォロー活動を続けています。
入社したら、他のメンバーと同じように担当エリアを持って、担当のお客様を持って・・・と想像していたので、今自分が行っている仕事はちょっとイメージと違いますが、早く成果を出してお客様と喜びを分かち合いたいですね。ふと振り返ったら、今の仕事の広がり方は、新卒2年目とは思えないなと自分でも思います。「こんなことも2年目でやっていいの?!」と思う場面も多いです(笑)

私教育の分野でも、教育格差の問題にアプローチできる

N.K

新卒で入社して半年ほど経とうとしていますが、今はこれまで先輩たちが運営してきた各種セミナーや、導入塾向け研修の講師に次々とデビューをしているところです。セミナー講師の業務は、アウトプットすることを前提に知識をインプットしていくので、OJTに適していると感じます。

普段の業務でちょっとしたわからないことがあったとき、1年先輩のS.Yさんの存在はとても心強いです。また仕事の進め方の面では、内定者時代に研修で「すららネットの仕事の仕方」を叩き込まれたことで、入社前後のギャップなく、そのまま入れたなという感覚があります。ある仕事を担当することになったとき、まずは目的とゴールを先輩とすり合わせて、プロセスを描き・・・と、「まず何から始めたらいいかは分かっている」のは大きなアドバンテージだと思っています。

すららネットに入社したのは「教育格差の問題に取り組みたい」という思いがあったからですが、実は塾チームへの配属が決まったとき、自分の中ではいったんその希望を脇に置いておかないといけないかなと思った時期もありました。教育格差の問題にアプローチできるのは公教育の分野であるというイメージがあって、塾(=私教育)の分野で貧困や教育格差の問題にアプローチするのは難しいと思っていたからです。でも最近では、「すらら」やそれを活用した学習塾のビジネスモデルへの理解が深まるにつれ、今の部署でも教育格差の問題にアプローチできると確信できるようになりました。ICTを活用することで、通常の塾よりも安い月謝で質の高い教育を届けられ、多くの日数通ってもらうことができます。今は塾チームの仕事を通して、ひとりでも多くの子どもに学ぶ楽しさを届けることが目標です。


メンバーに求められる「人を巻き込む力」と「考えながら進める力」

S.Y

塾チームのメンバーは皆多岐にわたる業務をマルチに回していて、自立しています。新しい業務も次々出てくるので、それをタスクに落としてスケジュールに入れ込み、進捗管理ができる「タスク管理」のスキルは求められるかもしれません。

また仕事の目的は与えられますが、その実現までどうもっていくか、進め方は各個人の裁量に大きく委ねられています。前例がない仕事、マニュアルがない仕事も多いので、仕事の目的に立ち返り、自分で考えながら進めていける人が向いていると思います。

それに関連しますが、自分から素直に人を頼ったり、相談したり、場合によっては先輩や他部署の人を巻きこんだりできる力は重要です。頼れば誰もが親身になって相談に乗ってくれますが、待っていたら1から10まで手取り足取り教えてもらえるという環境ではありません。人を巻き込む力があって、主体的に仕事を進めることが楽しめる人が塾チームに向いていると思います。